熊谷桜堤の桜
熊谷堤の櫻
昭和初期のガイド文
駅前荒川の堤防2kmにわたって植えられ、樹種はすべてソメイヨシノで約1,000株、目通幹囲2mにおよぶものがあります。これらの桜は明治16年(1883年)上野から熊谷まで鉄道が始めて開通した時に植えられたもので、その後補植して、現在ソメイヨシノの集植地として、樹幹が太く樹数が多い点で全国有数のものとされ、指定の名勝地となっています。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 熊谷桜堤の桜
- かな
- くまがやさくらつつみのさくら
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 埼玉県熊谷市河原町
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
驛前荒川の堤防二粁に亘つて植ゑられ、樹種は悉く染井吉野で約千株、目通幹圍二米に及ぶものがある。これらの櫻樹は明治十六年上野から熊谷まで鐵道の始めて開通した時に植ゑられたもので、その後補植して、現今染井吉野の集植地として、樹幹の太く樹數の多き點に於て全國有數のものと稱せられ、指定の名勝地である。