三夜荘
三夜莊
昭和初期のガイド文
京阪電車宇治線観月橋下車、伏見城山の南端月見が丘にあります。西本願寺の別荘で、豊臣秀吉の月見台の旧跡です。三夜の名は秀吉が一輪は山、一輪は水、一輪は杯中にあり、一夜にして三夜の勝を兼ねていると嘆賞したことに基づくといいます。
※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 三夜荘
- かな
- さんやそう
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存しない
- 備考
- 長く廃墟となっていましたが、近年解体撤去されています。
日本案内記原文
京阪電車宇治線觀月橋下車、伏見城山の南端月見が丘にある。西本願寺の別莊で、豐臣秀吉の月見臺の舊址である。三夜の名は秀吉が一輪は山、一輪は水、一輪は杯中にあり、一夜にして三夜の勝を兼ねたりと嘆賞したに基づくと云ふ。