鹿嶋神社
鹿島神社
昭和初期のガイド文
白河駅の東約2km、大沼村鹿島にあります。延喜式内白川神社で、江戸時代には小峰城の鎮守総社でした。本殿および拝殿は明治43年(1910年)炎上し、現在の建物はその後のものです。東隣に草葺の観音堂と弥勒堂があります。もとの別当最勝寺の跡です。観音堂には梵鐘があって、その銘に「奥州白河荘竹原鄉鹿王山最勝寺鹿島宮鐘」とあり、室町時代の天文13年(1544年)に藤原義綱が寄進したものです。
※底本:『日本案内記 東北篇(初版)』昭和4年(1929年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 鹿嶋神社
- かな
- かしまじんじゃ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 福島県白河市大鹿島8
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
驛の東約二粁、大沼村鹿島にある。延喜式內白川神社で、江戶時代には小峰城の鎭守總社であつた。本殿及拜殿は明治四十三年炎上し、今の建物はその後のものである。東鄰に草葺の觀音堂と彌勒堂がある。もとの別當最勝寺の址である。觀音堂には梵鐘があつて、その銘に「奧州白河莊竹原鄉鹿王山最勝寺鹿島宮鐘」とあり、天文十三年に藤原義綱の寄進したものである。