丹羽長重廟
丹羽長重廟
昭和初期のガイド文
友月山公園の南、松杉の林中にあります。墓は宝篋印塔で表裏に銘文があります。前面にある拝殿は華麗で、江戸時代初期の作風を現しています。丹羽長重は関ヶ原の戦いの戦功によって常陸古渡に封ぜられ、以後しばしば加封転移して江戸時代前期の寛永5年(1628年)棚倉から白河に移り十万石を領して東北の重鎮となり、同14年(1637年)に逝去しました。
※底本:『日本案内記 東北篇(初版)』昭和4年(1929年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 丹羽長重廟
- かな
- にわながしげびょう
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 福島県白河市白井掛下28-29
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
友月山公園の南方松杉の林中にある。墓は寶篋印塔で表裏に銘文がある。前面にある拜殿は華麗で、江戶時代初期の作風を現して居る。丹羽長重は關原役の戰功によつて常陸古渡に封ぜられ、爾後屢々加封轉移して寬永五年棚倉より白河に移り十萬石を領して東北の重鎭となり、同十四年に逝去した。