狭野の杉並木

狹野の杉竝木[指定天然記念物]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

狭野神社参道入口から本殿に至る数百mの間、高く天を指す老杉が連なっています。征韓の役後、安土桃山時代の慶長4年(1599年)島津義弘が戦勝報賽のため、老臣新納忠元に栽植奉納させたもので、樹齢330年あまり、明治以来風害のため倒れたものも多いですが、今なお270株あまりが残り、日光の杉並木とともに有名なものです。

※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行

令和に見に行くなら

名称
狭野の杉並木
かな
さののすぎなみき
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田117
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

狹野神社參道入口より本殿に至る數百米の閒、矗々天を摩する老杉が連つて居る。征韓の役後、慶長四年島津義弘が戰勝報賽の爲、老臣新納忠元をして栽植奉納せしめたもので、樹齡三百三十餘年、明治以來風害の爲倒れたものも多いが、今尙二百七十餘株を存して、日光の杉竝木と共に著名のものである。

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