指宿植物試験場
指宿試驗場
昭和初期のガイド文
鹿児島高等農林学校に属し、二月田駅付近にあり、温泉を利用して熱帯植物を栽培し、その他ナス、メロン等の促成栽培、コイ、スッポンの養成を試み、農芸に関する研究と指導に努めています。試験場付近一帯はその促成栽培が盛んでナス、キュウリ、メロンなど季節外れの1月頃から生産して、関東、関西、北九州、朝鮮方面に送り出されます。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 指宿植物試験場
- かな
- いぶすきしょくぶつしけんじょう
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 鹿児島県指宿市十町1291
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
鹿兒島高等農林學校に屬し、二月田驛附近にあり、溫泉を利用して熱帶植物を栽培し、その他茄子、めろん等の促成栽培、鯉、すつぽんの養成を試み、農藝に關する硏究と指導に努めて居る。試驗場附近一帶はその促成栽培が盛んで茄子、胡瓜、めろんなど季節外れの一月頃から生產して、關東、關西、北九州、朝鮮方面に送り出される。