大峰山自然公園
東鄕公園
昭和初期のガイド文
福間町の海岸西部に突出した大峰山一帯がそれです。大峰山は日露戦争当時に監視哨があった場所で、日本海海戦を記念するため計画されたのがこの公園です。その戦役に際しこの地の沖合、沖ノ島付近で接収された露艦アプラクシン、後の日本軍艦沖の島は、現在は津屋崎湾内に繋留されていてここから見下ろすことができます。
また津屋崎町蔵屋敷の安部氏邸内の仮館日本海海戦記念館には戦役記念品を陳列しています。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 大峰山自然公園
- かな
- おおみねやましぜんこうえん
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 福岡県福津市渡1232-1
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
福閒町の海岸西部に突出せる大峰山一帶がそれである。大峰山は日露戰役當時監視哨の所在地で、日本海々戰を記念する爲計畫せられたのがこの公園である。その戰役に際しこの地の沖合沖の島附近で鹵獲された露艦アプラクシン卽ち後の我が軍艦沖の島は、今津屋崎灣內に繋留されてこゝから瞰下される。
また津屋崎町藏屋敷の安部氏邸內の假館日本海々戰記念館には戰役記念品を陳列して居る。