柳御所

柳の御所址
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

大里駅の東1km、門司市内大里町上柳区にあります。貴船の森とも呼ばれ、往昔安徳天皇が平家に擁されてしばらくこの地に滞在された、行宮のあったところといいます。人々はこの御所を柳の内裏と称し、何時の頃からかこの地は大裏村と呼ばれ、後に大里と改称したと伝えています。大樹鬱蒼として付近に梅桃が植えられ、春は人出が多いところです。

※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行

令和に見に行くなら

名称
柳御所
かな
やなぎのごしょ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
福岡県北九州市門司区大里戸ノ上1-11-25
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

大里驛の東一粁、門司市內大里町上柳區にある。一名貴船の森、往昔安德天皇平家に擁せられて暫しこの地に御駐輦、行宮のあつたところと云ふ。世人この御所を柳の內裏と稱へ、何時の世からか當地は大裏村と呼ばれ、後に大里と改稱したと傳へる。大樹鬱蒼として附近に梅桃が植ゑられ、春は人出が多い。

門司のみどころ