甲宗八幡神社
甲宗八幡宮[縣社]
昭和初期のガイド文
門司駅の東北1.5km、古城山に続く筆立山の麓にあり、自動車の便があります。清和天皇の頃、平安時代の貞観2年(860年)太宰大弐藤原岑成が勅を奉じて創立し、神功皇后が三韓征伐の際に着用されたという甲を神体とし、これにちなんで甲宗八幡と名付けられたといいます。境西は小高い開けたところにあり殿宇は荘厳、門司港を俯瞰して眺望が非常によいところです。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 甲宗八幡神社
- かな
- こうそうはちまんじんじゃ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 状態違うが見学可
- 備考
- 昭和20年(1945年)の戦火により焼失、現在の建物は戦後に再建されたものです。
- 住所
- 福岡県北九州市門司区旧門司1-7-18
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
驛の東北一粁半、古城山に續く筆立山の麓にあり、自動車の便がある。淸和天皇貞觀二年太宰大貳藤原岑成敕を奉じて創立し、神功皇后三韓征伐の際着給うた甲を神體とし、因んで甲宗八幡と稱すると云ふ。境西高濶にして殿宇莊嚴、門司港を俯瞰して眺望頗る佳である。