西宮市

西宮市

昭和初期のガイド文

大阪・神戸両大都市の中間に位置し、南は大阪湾に臨み、北へ向かうにしたがって高所となります。西宮神社の鎮座地であるためその名があり、江戸幕府開府後は城下町として栄え、江戸時代後期の明和6年(1769年)以後は大阪町奉行に属する直轄地となりました。古来銘酒の産地として知られ特に灘酒の生命である宮水の湧出地として名高いところです。市内には東海道線西ノ宮駅のほか、阪急、阪神国道線、阪神本線などが東西に貫き交通至便です。また西宮港は移出入貨物年額1,400万円あまりあり、近く築港工事を施されます。人口4万3,000人、気候温和で空気清澄なため、住宅都市として発展しつつあります。市の繁華な街は本町、馬場町、田中町付近および今在家町、戸田町付近です。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
西宮市
かな
にしのみやし
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
兵庫県西宮市
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

大阪神戶兩大都市の中閒に位し、南は大阪灣に臨み、北方に至るに從ひ土地高燥である西宮神社の鎭座地であるためその名を負ひ、江戶幕府開府後城下町として榮え、明和六年以後は大阪町奉行に屬する直轄地となつた。古來銘酒產地として知られ殊に灘酒の生命である宮水の湧出地として名高い。市內には東海道線西ノ宮驛の外、阪急、阪神國道線、阪神本線等が東西に貫き交通至便である。また西宮港は移出入貨物年額一千四百萬圓餘あり、近く築港工事を施される。人口四萬三千、氣候溫和空氣淸澄な爲、住宅都市として發展しつつある。市の繁華な街は本町、馬場町、田中町附近及び今在家町、戶田町附近である。

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