棚倉城跡
棚倉城址
昭和初期のガイド文
磐城棚倉駅の南約1km、棚倉市街の西端にあります。現在は本丸跡のみ保存されて公園となり、土塁濠ならびに城門の礎石などが遺存しています。城は江戸時代前期の寛永元年(1624年)に丹羽長重が築いたもので、丹羽氏が白河に転封後は内藤、太田、松本、小笠原、井上、松本の諸大名を経て、江戸時代末期の慶応2年(1866年)阿部氏が白河から移りましたが、明治維新とともに廃城となりました。
※底本:『日本案内記 東北篇(初版)』昭和4年(1929年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 棚倉城跡
- かな
- たなぐらじょうあと
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 福島県東白川郡棚倉町棚倉城跡
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
磐城棚倉驛の南約一粁、棚倉市街の西端にある。今は本丸址のみ保存されて公園となり、土壘濠竝に城門の礎石などが遺存して居る。城は寬永元年に丹羽長重の築いたもので、丹羽氏白河に轉封後は內藤、太田、松本、小笠原、井上、松本の諸大名を經て、慶應二年阿部氏が白河から移つたが、明治維新と共に廢城となつた。