母畑温泉

母畑鑛泉
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

石川町の東北約4km、白河駅から東27km、須賀川駅から東南24km、ともに自動車の便があります。小丘陵に囲まれ、北須川の流れに臨み、旅館は元湯、八幡屋、下之湯、自炊制を主とします。鉱泉は片麻岩中から湧出する弱アルカリ性硫黄泉で、ラヂウムエマナチオンの含有量は東北地方の鉱泉のなかでも稀に見る多量を示します。温度摂氏14度、火力を加えています。リウマチ、神経諸病、皮膚病、特に創傷、火傷によく効くといいます。

※底本:『日本案内記 東北篇(初版)』昭和4年(1929年)発行

令和に見に行くなら

名称
母畑温泉
かな
ぼばたおんせん
種別
温泉
状態
現存し見学できる
住所
福島県石川郡石川町母畑
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

石川町の東北約四粁、白河驛から東二七粁、須賀川驛から東南二四粁、共に自動車の便がある。小丘陵に圍まれ、北須川の流に臨む、旅館は元湯、八幡屋、下之湯、自炊制を主とする。鑛泉は片麻岩中から湧出する弱アルカリ性硫黃泉で、ラヂウムエマナチオンの含有量東北地方諸鑛泉中稀に見る多量を示す。溫度攝氏一四度、火力を加へて居る。リウマチス、神經諸病、皮膚病、特に創傷、火傷によく效くと云ふ。

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