神島
神島
昭和初期のガイド文
笠岡駅下車、駅から乗船場まで500mあまり、そこから海上4.5km、汽船の便があります。笠岡から神島瀬戸を通って神島東南端を廻ったところを外浦といいます。外浦は商家が軒を並べる港で村役場、学校等があります。また島は万葉の古歌にも歌われていて風景がよく、八十八か所の霊場を設けてあります。付近に布列する白石、北木、真鍋、大飛、小飛の島を船で巡遊すれば、さらに興味が深いところです。
※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 神島
- かな
- こうのしま
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 備考
- 干拓により現在は陸続きとなっていますが、当時は島でした。
- 住所
- 岡山県笠岡市
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
笠岡驛下車、驛から乘船場まで五〇〇米餘、それより海上四粁半、汽船の便がある。笠岡から神島瀨戶を通つて神島東南端を廻つた所を外浦と云ふ、外浦は商家軒を竝べた港で村役場、學校等がある。また島は萬葉の古歌にも歌はれて居て風景がよく、八十八ケ所の靈場を設けてある。附近に布列する白石、北木、眞鍋、大飛、小飛の島を船で巡遊すれば、更に興味が深い。