古城山公園
古城山(笠岡)公園
昭和初期のガイド文
笠岡駅の南2km、町の南端海に臨んで屹立するひとつの丘です。全山鬱蒼とした老松に覆われ、頂上は拓けて平坦となっています。ここから内海の風光を望めば眼前に片島、神島の全影を望み、右ははるかに鞆の浦、仙酔島などの麗容が眺められます。この地は戦国の昔村上氏の居城のあった地ですが、江戸時代前期の元和年間(1615~1624年)福山築城とともに廃城となりました。
※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 古城山公園
- かな
- こじょうざんこうえん
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 岡山県笠岡市笠岡
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
驛の南二粁、町の南端海に臨んで屹立する一孤丘である。全山蓊鬱たる老松に掩はれ、頂上は拓けて平坦となつて居る。こゝから內海の風光を望めば眼前に片島、神島の全影を望み、右は遙に鞆の浦、仙醉島などの麗容が眺められる。この地は戰國の昔村上氏の居城のあつた地であるが、元和年閒福山築城と共に廢城となつた。