代官井戸平左衛門の墓

井戶氏(芋代官)墓
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

笠岡駅の西0.5km、笠岡町西本町、威徳寺境内にあります。井戸平左衛門正明は幕臣で江戸時代中期の享保年中(1716~1736年)この地の代官として赴任し、備中、備後、石見の天領を支配しました。天災に備えるため、甘藷の移植をすすめ窮民を助けました。人々はその徳を称して芋代官と呼びました。明治43年(1910年)従四位を贈られました。

※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行

令和に見に行くなら

名称
代官井戸平左衛門の墓
かな
だいかんいどへいざえもんのはか
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
岡山県笠岡市笠岡5416
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

驛の西半粁、笠岡町西本町威德寺境內にある。井戶平左衞門正明は幕臣で享保年中この地の代官として赴任し、備中、備後、石見の天領を支配した。正明資性仁厚凶歲に備へる爲、甘藷の移植をすゝめ窮民を助けた。世人はその德を稱して芋代官と呼んだ。明治四十三年從四位を贈られた。

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