キタタキ生息地
きたたき棲息地[指定天然記念物]
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
キタタキは世界において朝鮮、対馬にのみ発見され、対馬では上県郡の森林に産し、日本産キツツキ類のなかで最大のもののひとつにして「アマノジャクマ」または「アマノシャグマ」ともいいます。全長約52cm、翼約26cm、尾約18~19cm弱、クチバシ約6.5cm、体の大部分は黒色または濃褐色です。雌は雄よりも小さく、頭頬の赤色部がありません。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- キタタキ生息地
- かな
- きたたきせいそくち
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存しない
- 備考
- 現在生息は確認されていません。
日本案内記原文
きたたきは世界に於て朝鮮、對馬にのみ發見され、對馬では上縣郡に於ける森林に產し、本邦產啄木鳥類中最大なるものゝ一にして「あまのじやくま」または「あまのしやぐま」とも云ふ。全長約五二糎、翼約二六糎、尾約一八糎乃至一九糎弱、嘴峰約六糎半、體の大部分は黑色または濃褐色である。雌は雄よりも小さく、頭頬の赤色部がない。