洲藻白岳原始林

洲藻白嶽原始林
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

厳原町の北、下県郡鶏知村にあります。この山の植物帯は対馬中部の代表的なもので、、日本分子の分布の西限、朝鮮分子分布の東限となるものが多いところです。純日本分子にして分布の西限となるものはモミノキ、ヒメコマツその他14種、純朝鮮分子分布の東限となるものは、テリハコナラ、ムラサキカラマツほか3種です。特にその頂上付近は対馬全島を通じてヒメコマツの唯一の産地で指定天然記念物です。

※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行

令和に見に行くなら

名称
洲藻白岳原始林
かな
すもしらたけげんせいりん
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
長崎県対馬市美津島町洲藻
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

嚴原町の北方、下縣郡鷄知村にある。本山の植物帶は對馬中部の代表的のものにして、、日本分子の分布の西限、朝鮮分子分布の東限をなすものが多い。純日本分子にして分布の西限をなすものはもみのき、ひめこまつその他十四種、純朝鮮分子分布の東限をなすものは、てりはこなら、むらさきからまつ外三種である。特にその頂上附近は對馬全島を通じてひめこまつ唯一の產地で指定天然記念物である。

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