黒江町
黑江町
昭和初期のガイド文
日方町の西北に隣接する町で、地勢は丘陵が多く、平地は比較的少なく、海岸線は単調です。この地で産する黒江塗は安土桃山時代の天正年間(1573~1592年)根来寺の僧が来て髹法を伝えたことに始まり、根来塗の衣鉢を継いだもので、年産額おおよそ200万円、重箱類、盆類、椀類、洋傘柄等を主とします。人口は約1万1,000人。
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 黒江町
- かな
- くろえちょう
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 備考
- 合併により海南市となっています。
- 住所
- 和歌山県海南市黒江
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
日方町の西北に鄰接する町で、地勢丘陵多く、平地比較的少く、海岸線は單調である。この地に產する黑江塗は天正年閒根來寺の僧が來つて髹法を傳へたに始まり、根來塗の衣鉢を繼いだもので、年產額凡二百萬圓、重箱類、盆類、椀類、洋傘柄等を主とする。人口約一萬一千。