尾上の松

尾上の松[指定天然紀念物]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

尾上神社境内にあり、石柵を巡らしてあります。謡曲に現れている名木ですが、現存の松は3代目のもので、アカマツが主幹となり、クロマツがこれに合生していわゆる相生松となり、幹と根との境界線周囲約3.5m、境界線から約1.2mの高処すなわちクロマツが伸びているところの直下の幹囲はほぼ3.5m、この部分におけるアカマツの周囲2.5m弱、樹高はおおよそ15m。この樹の北に4代目相生松があります。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
播州尾上の松

令和に見に行くなら

名称
尾上の松
かな
おのえのまつ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
兵庫県加古川市尾上町長田字尾上林518 尾上神社内
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

尾上神社境內にあり、石柵を繞らしてある。謠曲に現れて居る名木であるが、現存の松は三代目のもので、赤松が主幹となり、黑松がこれに合生して所謂相生松をなし、幹と根との境界線周圍約三米半、境界線より約一米二の高處卽ち黑松發出部直下の幹圍略三米半、この部分に於ける赤松の周圍二米半弱、樹高は凡一五米。本樹の北方に四代目相生松がある。

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