東根供養塔

東根供養塔婆
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

小金井駅の東約4.5km、吉田村東根字蔵王、小金井から吉田に至る道路のそばにあり、自動車の便があります。高さ約1.5mの蓋石を有する円柱形の塔婆で、桂の周囲に阿閦、宝生、阿弥陀および不空成就の種子および長文の供養願文が刻書されています。その願文によるとこの塔婆は鎌倉時代の元久元年(1204年)12月に佐伯伴行等が亡父および現在の母のために建てたものです。

※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
東根供養塔
かな
ひがしねくようとう
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
栃木県下野市東根5-1
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

小金井驛の東方約四粁半、吉田村東根字藏王、小金井より吉田に至る道路の傍にあり、自動車の便がある。高さ約一米半の蓋石を有する圓柱形の塔婆で、桂の周圍に阿閦、寶生、阿彌陀及不空成就の種子及長文の供養願文が刻書されて居る。その願文によるとこの塔婆は元久元年十二月に佐伯伴行等が亡父及現在の母のために建てたものである。

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