琵琶塚古墳

琵琶塚古墳
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

小金井駅の西約3.5km、桑村琵琶塚にあります。前方後円墳で史蹟に指定されています。前方部を南として南北に横たわり、後円部の頂上に熊野神社があります。封土は3段に築かれ濠および塁の跡の一部分は畑地となっています。封土は中軸の長さ125m、前方部の高さ9m、後円部の高さ12m、東側の畑地には埴輪円筒の破片が散布しています。ここから南100mを隔てて前方後円の雄大な古墳があり、頂上に摩利支天堂があります。

※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
琵琶塚古墳
かな
びわづかこふん
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
栃木県小山市飯塚655
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

小金井驛の西約三粁半、桑村琵琶塚にある。前方後圓墳で史蹟に指定されて居る。前方部を南として南北に橫はり、後圓部の頂上に熊野神社がある。封土は三段に築かれ湟及壘の址の一部分は畑地となつて居る。封土は中軸の長さ一二五米、前方部の高さ九米、後圓部の高さ一二米、東側の畑地には埴輪圓筒の破片が散布して居る。こゝより南一〇〇米を距てゝ前方後圓の雄大なる古墳があり、頂上に摩利支天堂がある。

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