明月院
明月院[臨濟宗]
昭和初期のガイド文
北鎌倉駅の東南約1km、小坂村にあり、上杉憲方の開基となるもので、守厳和尚を開山としています。
- 宝物
- 上杉重房坐像(木造)[国宝]一幅
- 玉隠和尚像(自賛)[国宝]一幅 紙本著色 建長寺の学僧玉隠英璵の像です。描写は細密で容姿服飾も優れたものです。剥落はしていますが像主自筆の賛が確認できます。
- 明月院絵図[国宝]一幅 紙本淡彩 氏満の花押があります。
- 以上いずれも鎌倉国宝館へ出陳しています。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 明月院
- かな
- めいげついん
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 神奈川県鎌倉市山ノ内189
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
北鐮倉驛の東南約一粁小坂村にあり、上杉憲方の開基にかゝり、守嚴和尙を開山とする。
- 寶物
- 上杉重房坐像(木造)[國寶]一幅
- 玉隱和尙像(自贊)[國寶]一幅 紙本著色 建長寺の學僧玉隱英璵の像である。描寫細密容姿服飾の徴を盡して居る。剥落はして居るが像主自筆の賛が認められる。
- 明月院繪圖[國寶]一幅 紙本淡彩 氏滿の花押あり
- 以上何れも鐮倉國寶館へ出陳