東慶寺
東慶寺[臨濟宗]
昭和初期のガイド文
北鎌倉駅の南約300m、鎌倉時代の弘安年間(1278~1288年)北条時宗の夫人覚山尼の創建となるもので、執権北条貞時が自ら縁切寺法を定めて女性の救済に尽したため、俗に縁切寺と言います。本堂には木造聖観音の立像を安置しています。国宝にして鎌倉末期の製作です。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 東慶寺
- かな
- とうけいじ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 神奈川県鎌倉市山ノ内1367
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
北鐮倉驛の南約三〇〇米、弘安年閒北條時宗の夫人覺山尼の創建にかゝり、執權北條貞時をして敕裁を得て緣切寺法を定めしめ婦女の救濟に盡したので、俗に緣切寺と云ふ。本堂には木造聖觀音の立像を安置して居る。國寶にして鐮倉末期の製作である。