常楽寺
常樂寺[臨濟宗]
昭和初期のガイド文
大船駅の北約1km、小坂村離山にあります。北条泰時の墳墓の地で泰時の法名常楽院を寺号としたものです。国宝の銅鐘があり、泰時の没後7年の法要にあたり鋳造したものとなり、鎌倉時代の宝治2年(1248年)の銘があります。鐘の形が整っていて銘文も和様の字体が優雅なものです。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 常楽寺
- かな
- じょうらくじ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 神奈川県鎌倉市大船5-8-29
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
驛の北約一粁、小坂村離山にあり。北條泰時墳墓の地で泰時の法名常樂院を以て寺號としたといふ。國寶の銅鐘あり、泰時歿後七年にその追善のため鑄造したもので寶治二年の鐫銘がある。鐘の形が整ひ銘文も和樣の字體に穩秀の美がある。