高輪大木戸跡

高輪大木戶跡

昭和初期のガイド文

市内電車田町九丁目停留場の南にあり、車町河岸に寄った道路のかたわらに長方形の石塁が残っています。もと江戸の門戸にあたり、大規模な木戸があったところで、東海道の道中を行く人はここで旅装を改め、送迎も多くがここまでとなっていました。また伊能忠敬が東海道測量の折にはここを起点としました。今は史跡として指定されています。

※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
高輪大木戸跡
かな
たかなわおおきどあと
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
東京都港区高輪2-19
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

市內電車田町九丁目停留場の南にあり、車町河岸に寄つた道路の傍に長方形の石壘が遺つて居る。もと江戶の門戶にあたり、大規模の木戶が存して居た處で、東海道々中の客はこゝで旅裝を改め、送迎の者も多くこゝを限りとした。また伊能忠敬が東海道測量の折にはこゝを起點とした。今は史蹟として指定せられて居る。

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