仙台平
仙臺平
昭和初期のガイド文
品位の高雅さと生地が丈夫だということで名高い袴地用の絹織物です。初め藩主伊達政宗が京都から召した織工両国屋八右衛門が工夫して織出したもので八右衛門織と称していましたが、世に広く行われるにおよんで、他地方では仙台平と名づけるに至ったものです。
※底本:『日本案内記 東北篇(初版)』昭和4年(1929年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 仙台平
- かな
- せんだいひら
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 備考
- 現在は合資会社仙台平でのみ生産しています。
- 住所
- 宮城県仙台市太白区根岸町15-5
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
品位の高雅と地質の强いので名高い袴地用の絹織物である。初め藩主伊達政宗が京都から召した織工兩國屋八右衞門が工夫して織出したもので八右衞門織と稱して居たが、世に廣く行はれるに及んで、他地方では仙臺平と名づけるに至つたものである。