医王寺
醫王寺[新義眞言宗]
昭和初期のガイド文
福島電車西線医王寺前停留場の西約0.5km、平野村鯖野にあり、佐藤氏の菩提所で境内薬師堂後方に佐藤基治夫妻および同継信、忠信の墓と伝わるものがあります。またその付近に鎌倉時代の正和2年(1313年)の供養碑が2墓あります。基治は藤原秀衡にしたがいこの地方を領し信夫の荘司と称しました。継信、忠信は基治の子、ともに源義経に仕えた勇士です。
- 宝物
- 紺紙金泥写経残簡(平安時代)飛雀菊花紋鏡(鎌倉時代)笈(室町時代)古瓦(大島城址発見)
※底本:『日本案内記 東北篇(初版)』昭和4年(1929年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 医王寺
- かな
- いおうじ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 福島県福島市飯坂町平野寺前45
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
福島電車西線醫王寺前停留場の西方約半粁、平野村鯖野にあり、佐藤氏の菩提所で境內藥師堂後方に佐藤基治夫妻及同繼信、忠信の墓と傳ふるものがある。またその附近に正和二年の供養碑が二墓ある。基治は藤原秀衡に從ひこの地方を領し信夫の莊司と稱した。繼信、忠信は基治の子、共に源義經に仕へた勇士である。
- 寶物
- 紺紙金泥寫經殘簡(平安時代)飛雀菊花紋鏡(鐮倉時代)笈(室町時代)古瓦(大島城址發見)