須賀川町
須賀川町
昭和初期のガイド文
台地の上に発達した街道町で、人口約1万7,000人、煙草、清酒、生糸の産地です。安土桃山時代の天正(1573~1592年)以前には二階堂氏がこの地を領して城を構えました。城の外濠と称する遺跡が現在神炊館神社の境内に残っています。戊辰戦争では東軍が拠点としたところです。町の東に愛宕山公園があり、頂上に鎌倉時代の応長元年(1311年)の古碑があります。
※底本:『日本案内記 東北篇(初版)』昭和4年(1929年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 須賀川町
- かな
- すかがわまち
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 備考
- 合併により須賀川市となっています。
- 住所
- 福島県須賀川市
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
臺地の上に發達した街道町で、人口約一萬七千、煙草、淸酒、生絲の產地である。天正以前には二階堂氏この地を領して城を構へた。城の外濠と稱する遺址が今神炊館神社の境內に殘つて居る。戊辰の役には東軍の據つた處である。町の東方に愛宕山公園があり、頂上に應長元年の古碑がある。