和田大仏および横穴墓群
岩屋大佛と橫穴群
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
須賀川駅の東南4km、浜田村和田にあり、自動車の便があります。阿武隈川の北畔に連なる丘陵の岩壁に多数の横穴古墳があります。後世さらにこの岩壁や横穴を利用して、石窟を造り12体の仏像が半肉彫にされています。その最大のものは高さ3.5m、ほかは高さ約1m、いずれも坐像です。面相などはかなり磨滅していますが、鎌倉末期の作風を残し、この地方において稀に見る石窟仏です。
※底本：『日本案内記 東北篇（初版）』昭和4年（1929年）発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 和田大仏および横穴墓群
- かな
- わだだいぶつおよびおうけつぼぐん
- 種別
見所・観光- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 福島県須賀川市和田大仏
- 参照
- 参考サイト（外部リンク）
日本案内記原文
驛の東南四粁、濱田村和田にあり、自動車の便がある、阿武隈川の北畔に連る丘陵の岩壁に多數の橫穴古墳がある。後世更にこの岩壁や橫穴を利用して、石窟を造り十二軀の佛像が半肉彫にされて居る。その最大なるものは高さ三米半、他は高さ約一米、何れも坐像である。面相などはかなり磨滅して居るが、鐮倉末期の作風を存し、この地方に於て稀に見る石窟佛である。