乙字ヶ滝
乙字瀧
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
須賀川駅の東南6km、石川街道の滝山にあります。阿武隈の本流が角閃安山岩の岩脈に遮られて急に落ち越えるところにあたります。南岸に近く乙字形に屈曲した部分が流勢最も激しいところです。滝の上流には発電所に河水を導くために河を横切って築いた堰堤があります。それを河水が乗り越えるところ、さらに滝となっています。
※底本：『日本案内記 東北篇（初版）』昭和4年（1929年）発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 乙字ヶ滝
- かな
- おつじがたき
- 種別
見所・観光- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 福島県石川郡玉川村竜崎滝山
- 参照
- 参考サイト（外部リンク）
日本案内記原文
驛の東南六粁、石川街道の瀧山にある。阿武隈の本流が角閃安山岩の岩脈に遮られて急に落ち越える處にあたる。南岸に近く乙字形に屈曲した部分が流勢最も烈しい。瀧の上流には發電所に河水を導くために河を橫切つて築いた堰堤がある、それを河水が乘り越える處、更に瀧をなして居る。