第6潜水艇殉難慰霊碑

鯛の宮の記念碑
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

呉駅の北1km、市内荘山田字三津田の鯛の宮境内にあります。第6号潜水艇遭難記念碑で明治44年(1911年)の建設、高さ約20m、直径上部3mあまり、下部5mあまりの白亜の円塔です。

第6号潜水艇は明治43年(1910年)4月周防新湊沖で沈潜作業中のままついに浮ばず、佐久間艇長以下悲壮の最期を遂げました。その死に臨んで従容自若万策を尽し、その遺書は千古不磨の文字をもって綴られていました。

※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行

令和に見に行くなら

名称
第6潜水艇殉難慰霊碑
かな
だいろくせんすいていじゅんなんいれいひ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
広島県呉市西三津田町1-1
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

驛の北一粁、市內莊山田字三津田の鯛の宮境內にある。第六號潛水艇遭難記念碑で明治四十四年の建設、高さ約二〇米、直徑上部三米餘、下部五米餘の白堊の圓塔である。

第六號潛水艇は明治四十三年四月周防新湊沖で沈潛作業中のまゝ遂に浮ばず、佐久閒艇長以下悲壯の最期を遂げた。その死に臨んで從容自若萬策を盡し、その遺書は千古不磨の文字を以て綴られて居た。

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