一ツ葉浜
一ツ葉濱
昭和初期のガイド文
宮崎駅の東北約4km、花ヶ島駅からは東南約5km、市内新別府町にあります。伊弉諾尊が筑紫日向の小戸の橘の阿波岐原に禊されたという古伝説地です。日向の名勝のひとつで、白砂青松の汀は南北約12kmにおよび、はるか東の海上に土佐の群山が望まれ、風光雄大です。夏期は盛んに海水浴が行われます。松林中に古社稲荷神社があります。松の孤葉が多いので、浜の名があります。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 一ツ葉浜
- かな
- ひとつばはま
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 宮崎県宮崎市山崎町浜山415-26
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
宮崎驛の東北約四粁、花ケ島驛からは東南約五粁、市內新別府町にある。伊弉諾尊筑紫日向の小戶の橘の阿波岐原に禊し給うたと云ふ古傳說地である。日向の一名勝で、白砂靑松の汀は南北約一二粁に及び、遙東方の海上に土佐の群山が望まれ、風光雄大である。夏期は盛に海水浴が行はれる。松林中に古社稻荷神社がある。松の孤葉が多いので、濱の名に負うて居る。