青島亜熱帯性植物群落

靑島熱帶性植物產地[指定天然記念物]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

青島は小島ですが、熱帯性の植物に富み、島内の植物は78科、188属、230種を産します。そのなか熱帯性および亜熱帯性のものは、ビロウ、アオノクマタケラン、クワズイモ、ハマナタマメ、モクタチバナ、ヒギリ、ハマヒサカキ、シャリンバイ、ハマヒバ、ヤナギイチゴ、ムサシアブミ、ハマオモト、マルバグミ、ダンチク、イワダイゲキ、ハカマカヅラ、オオワニワタリ、タイワンサンキライ、キンギンナスビ等で、特にビロウは盛んに繁殖して、全島植物の9割を占めています。

※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
青島のビロウ樹

令和に見に行くなら

名称
青島亜熱帯性植物群落
かな
あおしまあねったいせいしょくぶつぐんらく
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
宮崎県宮崎市青島
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

靑島は小島であるが、熱帶性の植物に富み、島內の植物は七十八科、百八十八屬、二百三十種を產する。その中熱熱性及亞熱帶的のものは、びらう、あをのくまたけらん、くはずいも、はまなたまめ、もくたちばな、ひぎり、はまひさかき、しやりんばい、はまひば、やなぎいちご、むさしあぶみ、はまおもと、まるばぐみ、だんちく、いはだいげき、はかまかづら、おほたにわたり、たいわんさんきらい、きんぎんなすび等で、殊にびらうは盛に繁殖して、全島植物の九割を占めて居る。

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