古月横穴

古月橫穴[指定史蹟]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

室木線新延駅の北3km、鞍手郡古月村古門の兵丹と呼ぶ丘陵の中腹にあり、露出しているものが約17個あります。百穴と俗称し奥壁と両壁に接して床を設け石枕を刻り出し、また壁面に装飾紋様を施したものもあります。第9号と名付けられたものは最も大形で、床の一方に2個の並列した石枕が刻り出され、奥壁に朱色の顔料をもって網目を描いています。横穴壙内から刀剣、金銀環、玉類、土器等が出土しました。

※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行

令和に見に行くなら

名称
古月横穴
かな
ふるつきよこあな
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
福岡県鞍手郡鞍手町古門
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

室木線新延驛の北三粁、鞍手郡古月村古門の兵丹と呼ぶ丘陵の中腹に存し、露出して居るもの約十七個ある。百穴と俗稱し奧壁と兩壁に接して床を設け石枕を刻り出し、また壁面に裝飾紋樣を施したものもある。第九號と名付けられたものは最も大形で、床の一方に二個の竝列した石枕が刻り出され、奧壁に朱色の顏料を以て網目を畫いて居る。橫穴壙內から刀劍、金銀環、玉類、土器等が出た。

遠賀川・鞍手のみどころ