芦屋
蘆屋
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
遠賀川駅の北約7km、折尾駅からは西北約9km、蘆屋町遠賀川の口にあり、ともに自動車の便があります。玄界灘に面し、往昔は遠賀港、水茎の崗または崗の水門と呼ばれました。藩政の頃藩主が幕府に納める貢米、石炭、製塩等の船積所として利用され、また古来月の名所でもありました。現在は近海の若松港にその繁栄を奪われましたが、風光がよく、夏には海水浴のためこの地に遊びに来る人も多いところです。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 芦屋
- かな
- あしや
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 福岡県遠賀郡芦屋町
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
遠賀川驛の北約七粁、折尾驛からは西北約九粁、蘆屋町遠賀川の口にあり、共に自動車の便がある。玄界灘に面し、往昔は遠賀港、水莖の崗または崗の水門と稱した。藩政の頃藩主が幕府に納める貢米、石炭、製鹽等の船積所として利用され、また古來月の名所であつた。今は近海の若松港にその繁榮を奪はれたが、風光がよく、夏季には海水浴のためこの地に遊ぶものが多い。