昆陽神社
昆陽神社
昭和初期のガイド文
幕張駅の西北約0.5km、幕張町の末端丘上にあり、青木昆陽を祀ります。昆陽は徳川幕府の儒者でしたが、穀類に代わるものはサツマイモだとして、蕃薯考を著し、その栽培を奨励しました。この地はすなわち彼が試作したところで、現在丘麓に碑を建て次の文を刻し、その地を記念しています。
「昆陽先生甘藷試作之地、享保二十年五月十二日栽培」
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 昆陽神社
- かな
- こんようじんじゃ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 千葉県千葉市花見川区幕張町4-803
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
幕張驛の西北約半粁、幕張町の末端丘上にあり、靑木昆陽を祀る。昆陽は德川幕府の儒者であつたが、穀類に代はるべきものは蕃薯に如くなしとなし、蕃薯考を著はし、その培植を奬勵したのであつたが、この地は卽ち彼が試作した處で、今丘麓に碑を建て左の文を刻し、その地を記念して居る。
「昆陽先生甘藷試作之地、享保二十年五月十二日栽培」