三崎海水浴場(小網代)

三崎海水浴場
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

横須賀駅の南約20km、逗子駅からは東南24km、ともに自動車の便があります。三崎は三浦半島の最南端に位置し、前面に城ヶ島の自然防波堤があり、古来商船漁舶の寄泊地として世に知られ、現在はもっぱら鮮魚の大集散地となっています。鎌倉時代には将軍頼朝がこの地の風光を愛して何度か来訪し、桜の御所、桃の御所、椿の御所など当時の居館跡と伝わる場所が残っています。海水浴場は字二町谷と城ヶ島の遊ヶ崎と小網代の海浜に設けられます。旅館は岬陽館、三崎館、はつせ館、青柳館、久の家、塩瀬館のほか敷軒。

※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
三崎海水浴場(小網代)
かな
みさきかいすいよくじょう(こあじろ)
種別
レジャー
状態
状態違うが見学可
備考
ガイド文中の二町谷と遊ヶ崎は現在海水浴場としてはすでにありません。小網代には海水浴場が残ります。
住所
神奈川県三浦市三崎町小網代
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

驛の南約二〇粁、逗子驛からは東南二四粁共に自動車の便がある。三崎は三浦半島の最南端に位し、前面に城ケ島の自然防波堤あり、古來商船漁舶の寄泊地として世に知られ、今は專ら鮮魚の大集散地となつて居る。鐮倉時代には將軍賴朝この地の風光を愛して幾度か來遊し、櫻の御所、桃の御所、椿の御所など當時居館の址と傳ふる場所が殘つて居る。海水浴場は字二町谷と城ケ島の遊ケ崎と小網代の海濱に設けられる。旅館 岬陽館、三崎館、はつせ館、靑柳館、久の家、鹽瀨館外敷軒。

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