東京米穀商品取引所

東京米穀商品取引所

昭和初期のガイド文

市内電車蠣殻町停留場前にあり、江戸時代から行われてきた空米相場の会所が、多くの変遷を経て明治26年(1893年)新制度に改められ、現在に至ったものです。年間の定期米売買の総石数は3,990万石におよびます。

※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
東京米穀商品取引所
かな
とうきょうべいこくしょうひんとりひきじょ
種別
見所・観光
状態
現存しない
備考
昭和14年(1939年)米穀配給統制法の施行にともなって解散となりました。日本橋蛎殻町にあり、現在はマンションになっています。

日本案内記原文

市內電車蠣殼町停留場前にあり、江戶時代から行はれた空米相場の會所が、幾多の變遷を經て明治二十六年新制度に改められ、今日に及んだものである。一箇年の定期米賣買の總石數は三千九百九十萬石に及ぶ。

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