東京駅

東京驛
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

麴町区丸ノ内にあり、構内総面積21万6,000m²、建物は明治41年(1908年)起工、大正3年(1914年)竣工、ルネサンス様式の鉄骨煉瓦に石材造、間口334m、奥行20~42m、総建坪約2万3,800m²。階下中央に帝室御用の御車寄せと御待合所、南翼に乗車口、北翼に降車口があり、また降車口の北隅にジャパンツーリストビューローがあり、階上には東京鉄道局や東京ステーションホテルがあります。構内には第1から第4まで4ホームあり、最大延長361m、幅12m、構内線路の延長は約16kmにおよびます。

駅は東海道本線、東北本線、中央本線の起点で、東海道本線では列車のほかに横浜市内桜木町駅まで電車を運転し、東北本線では列車は上野駅を始発駅とし、東京・赤羽間には電車を運転、中央本線では列車は飯田町と新宿を始発駅として、東京・立川間には電車の運転があり、市の南西北郊を走る山手線の電車とあいまって連絡運転、循環運転となっていて、市内外の交通に利用されています。

次に市内主要駅の旅客、貨物に関する一日平均の数字を示しています。

駅名乗車人員または貨物発送t数降車人員または貨物到着t数収入
東京61,015人60,115人35,771円
新橋32,879人30,853人5,804円
品川20,038人
499t
20,432人
625t
3,935円
2,683円
汐留1,130t4,358t8,536円
飯田町1,753人
331t
1,563人
2,496t
1,332円
1,550円
新宿64,436人
134t
64,046人
1,265t
8,806円
838円
秋葉原8,292人
943t
7,926人
1,622t
1,534円
9,418円
上野44,603人42,734人31,674円
隅田川2,574t4,314t6,698円
両国橋10,621人
487t
9,841人
650t
4,658円
1,174円
錦糸町5,373人
670t
5,818人
1,008t
683円
2,144円
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
東京駅

令和に見に行くなら

名称
東京駅
かな
とうきょうえき
種別
見所・観光
状態
状態違うが見学可
備考
1945年(昭和20年)の戦火により多くを焼失、以後補修されてきましたが、2012年(平成24年)に大規模な復元を行い、当時の姿を取り戻しています。
住所
東京都千代田区丸の内1
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

麴町區丸ノ內にあり、構內總面積二、一六〇アール、建物は明治四十一年起工、大正三年竣工、ルネツサンス式鐵骨煉瓦及石材造、閒口三三四米、奧行二〇米乃至四二米、總建坪約二三八アール、階下中央に帝室御用の御車寄及御待合所、南翼に乘車口、北翼に降車口あり、また降車口の北隅にジヤパンツーリストビユーローあり、階上には東京鐵道局及び東京ステーシヨンホテルがある。構內には第一より第四に至る四ホームあり、最大延長一、一八六呎、幅四〇呎、構內線路の延長約一六粁に及ぶ。

驛は東海道本線、東北本線、中央本線の起點で、東海道本線では列車の外に橫濱市內櫻木町驛まで電車を運轉し、東北本線では列車は上野驛を仕立驛とし、東京、赤羽閒には電車を運轉し、中央本線では列車は飯田町と新宿を仕立驛とし、東京、立川閒には電車の運轉あり、市の南西北郊を走る山手線の電車と相俟つて連絡運轉、循環運轉をなし、以て市內外の交通に便して居る。

今左に市內主要驛の旅客、貨物に關する一日平均の數字を示す。

驛名乘車人員又ハ貨物發送噸數降車人員又ハ貨物到着噸數收入
東京六一、〇一五人六〇、一一五人三五、七七一圓
新橋三二、八七九人三〇、八五三人五、八〇四圓
品川二〇、〇三八人
四九九噸
二〇、四三二人
六二五噸
三、九三五圓
二、六八三圓
汐留一、一三〇噸四、三五八噸八、五三六圓
飯田町一、七五三人
三三一噸
一、五六三人
二、四九六噸
一、三三二圓
一、五五〇圓
新宿六四、四三六人
一三四噸
六四、〇四六人
一、二六五噸
八、八〇六圓
八三八圓
秋葉原八、二九二人
九四三噸
七、九二六人
一、六二二噸
一、五三四圓
九、四一八圓
上野四四、六〇三人四二、七三四人三一、六七四圓
隅田川二、五七四噸四、三一四噸六、六九八圓
兩國橋一〇、六二一人
四八七噸
九、八四一人
六五〇噸
四、六五八圓
一、一七四圓
錦絲町五、三七三人
六七〇噸
五、八一八人
一、〇〇八噸
六八三圓
二、一四四圓

丸ノ内・日本橋・京橋のみどころ