一石橋迷子しらせ石標
迷子知らせの石標
昭和初期のガイド文
市内電車呉服橋停留場の北、一石橋際にあり、「まよい子のしるべ」と題した石柱で江戸時代末期の安政4年(1857年)の建設。側面に「たづぬる方」、別の側面に「しらする方」と記されていて、それぞれ上部に張紙のできる設備があります。江戸時代、警察制度の完備しない時代の迷子捜索機関で、市街の通行の多い地点に建てられた石標のひとつです。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 一石橋迷子しらせ石標
- かな
- いっこくばしまよいごしらせせきひょう
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 東京都中央区八重洲1-11
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
市內電車吳服橋停留場の北、一石橋際にあり、「まよい子のしるべ」と題した石柱で安政四年の建設に係り、一側面に「たづぬる方」、他面に「しらする方」と刻し、各々上部に張紙の出來る設備がある。江戶時代警察制度の完備しない頃の迷ひ子搜索機關で、市街の通行頻繁な地點に建てられた石標の一である。