遊就館
遊就館
昭和初期のガイド文
靖国神社境内社殿のかたわらにあります。明治14年(1881年)の開館となり、有史以前から近代に至るまでの武器約1万点を各時代に分類陳列し、日本の武器の沿革を示すことを主な展示目的としています。大正12年(1923年)の震災後は約1,400m²(430坪)の仮館に陳列されています。陳列館は中央、東、西の3室に分かれ、中央の室には帝室御物、明治天皇御遺物、国宝の刀剣類および乃木大将の遺物を陳列し、ほかの東西2室には次の分類によって、各時代の武器が陳列されています。
- 1 先史時代
- 2 原史時代
- 3 飛島奈良時代
- 4 平安時代
- 5 鎌倉時代
- 6 南北朝時代
- 7 足利時代
- 8 豊臣時代
- 9 徳川時代
- 10 維新前後
- 11 明治時代
- 12 明治以後戦利品
- 13 北海道台湾朝鮮兵器
- 14 外国兵器
- 15 現代兵器
- 16 各時代武装人形
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 遊就館
- かな
- ゆうしゅうかん
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 状態違うが見学可
- 備考
- 戦後に再整備されています。
- 住所
- 東京都千代田区九段北3-1-1 靖国神社内
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
靖國神社境內社殿の傍にある。明治十四年の開館にかゝり、有史前より近代に至るまでの武器約一萬點を各時代に分類陳列し、わが國に於ける武器の沿革を示すを以て主なる目的として居る。大正十二年の震災後約一四アール(四三〇坪)の假館に陳列されて居る。陳列館は中央、東、西の三室に分かれ、中央の室には帝室御物、明治天皇御遺物、國寶の刀劍類及乃木大將の遺物を陳列し、他の東西二室には次の分類によつて、各時代の武器が陳列されて居る。
- 一、先史時代
- 二、原史時代
- 三、飛島奈良時代
- 四、平安時代
- 五、鐮倉時代
- 六、南北朝時代
- 七、足利時代
- 八、豐臣時代
- 九、德川時代
- 一〇、維新前後
- 一一、明治時代
- 一二、明治以後戰利品
- 一三、北海道臺灣朝鮮兵器
- 一四、外國兵器
- 一五、現代兵器
- 一六、各時代武裝人形