安養寺
安養寺[眞言宗御室派]
昭和初期のガイド文
倉敷駅の北約3km、菅生村浅原にあります。朝倉寺とも呼び、弘法大師の開基で頼朝法師の再興になるものです。本尊木造毘沙門天立像は平安時代の遺作で、兜跋毘沙門天と称する形のものです。この他、寺宝の木造吉祥天立像も平安時代の作で、本尊とともに国宝に指定されています。
※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 安養寺
- かな
- あんようじ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 岡山県倉敷市浅原1573
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
驛の北約三粁、菅生村淺原にある。朝倉寺とも呼び、弘法大師の開基で賴朝法師の再興にかゝる。本尊木造毘沙門天立像は平安時代の遺作で、兜跋毘沙門天と稱する形ちのものである。この他、寺寶の木造吉祥天立像も平安時代の作で、本尊と共に國寶に指定されて居る。