中ノ尾供養碑

中の尾供養碑[指定史蹟]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

宮崎県営鉄道飫肥駅の東2.5km、南那珂郡東郷村殿所城ヶ平にあります。中ノ尾古城址の丘陵の頂上に近い林叢のそばに建っています。舟形光背形で高さ約152cm、中央に地蔵菩薩立像を半肉彫し、表面の左右両側に銘文があります。

室町時代の天文18年(1549年)4月2日、島津、伊東両軍合戦の後、島津方で敵軍戦死者のために建設した供養碑です。

※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行

令和に見に行くなら

名称
中ノ尾供養碑
かな
なかのおくようひ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
宮崎県日南市大字殿所
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

同飫肥驛の東二粁半、南那珂郡東鄕村殿所城ケ平にある。中ノ尾古城址の丘陵の頂上に近い林叢の傍に建つて居る。舟形光背形で高さ約四尺、中央に地藏菩薩立像を半肉彫し、表面の左右兩側に銘文がある。

天文十八年四月二日、島津、伊東兩軍合戰の後、島津方で敵軍戰死者のために建設した供養碑である。

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