川内甘藷原産地(コックス甘藷畑跡)
川內甘藷原產地
昭和初期のガイド文
中野村の千里ヶ浜に隣接する北側の畑地には、国内で最も古いと言われる甘藷(サツマイモ)の畑があります。この畑は約10アールの広さで、イギリスの船長アダムスが琉球の那覇で購入した甘藷を平戸のイギリス商館長コックスに贈り、コックスが元和元年(江戸時代、1615年)にこの地で栽培を始めたものです。この年は、琉球王が甘藷を薩摩藩に献上した元禄11年(江戸時代、1698年)よりも83年前にあたります。現在でも栽培方法は当時のまま伝えられていると言われています。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 川内甘藷原産地(コックス甘藷畑跡)
- かな
- かわうちかんしょげんさんち(こっくすかんしょばたけあと)
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 長崎県平戸市水垂町60
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
中野村の千里ヶ濱に接する北方の畑中に、殆ど本邦最古と云ひ得る甘藷畑がある。面積約一〇アール。船長アダムスが琉球の那覇で甘藷を買入れて、平戶英國商館長コックスに贈り、コックスは元和元年これをこゝに栽培した。この年は琉球王が甘藷を陸摩藩に献じた元祿十一年より八十三年前に當る。栽培法は今尙傳來當時の儘であると云ふ。