伊太祁曽神社
伊太祁曾神社
昭和初期のガイド文
和歌山鉄道山東駅の南200m、西山東村伊太祁曽にあります。祭神大屋毘古命は素盞鳴命の御子で、多くの樹木の種子を持って天降られました。社境は常盤山を背負って広く、木の神にふさわしく種々の老木が鬱蒼と繁っています。
旧正月15日の卯杖祭および旧6月晦日の夏越祭(わくぐり祭)は有名です。例祭は10月15日。なお紀伊国はもと木の国と記し、この神をここに祭祀し奉ってあるから名づけたものといいます。
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 伊太祁曽神社
- かな
- いたきそじんじゃ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 和歌山県和歌山市伊太祈曽558
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
和歌山鐵道山東驛の南二〇〇米、西山東村伊太祈曾にある。祭神大屋毘古命は素盞鳴命の御子で、多くの樹木の種子を持つて天降られた。社境は常盤山を負うて廣く、木の神にふさはしく種々の老木が鬱蒼と繁つて居る。
舊正月十五日の卯杖祭及舊六月晦日の夏越祭(わくぐり祭)は有名である。例祭十月十五日。尙紀伊國はもと木の國と記し、この神をこゝに祭祀し奉つてあるから名づけたものと云ふ。