竈山神社
竈山神社[官幣大社]
昭和初期のガイド文
和歌山鉄道竈山駅の南0.5km、三田村和田にあり、五瀬命を祀ります。五瀬命は神武天皇の皇兄で、天皇御東征に際し、河内国草香邑から竜田に出て、生駒山を越えて大和に入ろうとされた際に、長髄彦軍の流矢で傷をおい、後舟を紀国に廻らし南方から大和に進もうとする途中この地に至って亡くなられました。現在社殿の後方に命の御陵があります。例祭は9月13日。
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 竈山神社
- かな
- かまやまじんじゃ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 和歌山県和歌山市和田438
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
和歌山鐵道竈山驛の南半粁、三田村和田にあり、五瀨命を祀る。五瀨命は神武天皇の皇兄にましまし、天皇御東征に際し、河內國草香邑から龍田に出て、生駒山を越えて大和に入らんとし給ふ時、長髓彥軍の流矢に傷づかれ、後舟を紀國に廻らし南方から大和に進ませらるゝ途中この地に到つて薨じ給うた。今社殿の後方に命の御陵がある。例祭九月十三日。