姥山貝塚
姥山石器時代住居址
昭和初期のガイド文
下総中山駅の東北5km、大柏村姥山集落の西北畑地にあります。昭和元年(1926年)東京帝国大学の発掘によって明らかになった遺蹟で、住居跡は大小十数個を数え、多くは円形を作り内部に炉跡および柱孔跡があり、土器、石斧などを発見しました。住居跡の上にはさらに貝塚が積成され、その貝層中から人骨が発見されました。昭和2年(1927年)スウェーデン皇太子が訪日の際ご覧になった遺蹟です。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 姥山貝塚
- かな
- うばやまかいづか
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 千葉県市川市柏井町1-1235
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
驛の東北五粁、大柏村姥山部落の西北畑地に存する。昭和元年東京帝國大學の發掘によつて明かになつた遺蹟で、住居址は大小十數箇を算し、多くは圓形をなし內部に爐址及柱孔址があり、土器、石斧などを發見した。住居址の上には更に貝塚が積成せられ、その貝層中より人骨が發見された。昭和二年スウエーデン皇太子來朝の際臺覽に供した遺蹟である。