いぶき山イブキ樹叢
いぶき山の樹叢
昭和初期のガイド文
高萩駅の南2kmの海岸に位置するいぶき山と称する丘陵には、丘腹一帯イブキが多く生じ、その最大のものは目通幹囲4.5mに達し、丘の南麓に接する海岸の松林中にも数株のイブキがあります。イブキがこのように発生し、かつ大木となっているものは、全国稀に見るところです。天然記念物として指定されています。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- いぶき山イブキ樹叢
- かな
- いぶきやまいぶきじゅそう
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 茨城県日立市十王町伊師2204
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
驛の南二粁の海岸に位するいぶき山と稱する丘陵には、丘腹一帶いぶきが多く生じ、その最大なるものは目通幹圍四米半に達し、丘の南麓に接する海岸の松林中にも數株のいぶきがある。いぶきのかく發生し、且つ大木となれるものは、全國稀に見る處である。天然記念物として指定されて居る。