泉が森

泉ケ森
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

大甕駅の北1km、丘陵の北端にあたり、泉神社あり、延喜式に久慈郡天速玉姫命神社と称されるものです。丘の北麓に周囲40mの池があります。その底の白砂の間から清水が湧き出て、砂を小円錐堆に積み上げているところが、40か所あまりあり、湧勢の消長につれてその円堆が変化します。これに近く徳川頼倫の筆になる藤田東湖の泉森納涼詩の碑があります。

※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
泉が森
かな
いずみがもり
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
茨城県日立市水木町2-22
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

大甕驛の北一粁、丘陵の北端にあたり、泉神社あり、延喜式に久慈郡天速玉姬命神社と稱せられるものである。丘の北麓に周圍四〇米の池がある。その底の白砂の閒より淸水が湧き出て、砂を小圓錐堆に積み上げて居る處が、四十餘箇處に及び、湧勢の消長につれてその圓堆が變化する。これに近く德川賴倫の筆に成る藤田東湖の泉森納涼詩の碑がある。

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