永寿庵

木喰上人遺蹟
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

富士身延鉄道久那土駅の東約6km、古関村丸畑にあり、木喰上人誕生の家および60歳の時帰省して建立した永寿庵が遺っています。永寿庵には上人作の仏像が数体保存されています。上人は江戸時代中期の享保3年(1718年)この地に生まれ、全国を遍歴して一千体の仏像を彫刻し、各地に仏寺を建立した名僧で90歳あまりで没しました。

※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
永寿庵
かな
えいじゅあん
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
山梨県南巨摩郡身延町古関3771
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

同久那土驛の東約六粁、古關村丸畑にあり、木喰上人誕生の家及六十歲の時歸省して建立した永壽庵が遺つて居る。永壽庵には上人作の佛像が數體保存されて居る。上人は享保三年この地に生れ、全國を遍歷して一千體の佛像を彫刻し、各地に佛寺を建立した名僧で九十餘歲を以て沒した。

身延のみどころ